心に残る言葉
篠田桃紅
「具象というのはかたちが決まっているから観ても想像力をかき立てられると言うことは無い。
具象は観て分かる。理解するものだからです。抽象というものは理解するものでは無く
感じるもの、だから千人いれば千人感じるものが違う。
感覚というのは言葉になりにくい、はっきりしない。そうした感覚を表現しうるのが抽象で
言葉などに置き換えられないものが抽象という芸術です。抽象は無限の想像力を誘い出す
一つの道筋であると思う。」
「絵というのは気持ちが引き入れられないと意味が無い。何かに触れたような気がする。
日常に無い別の次元に浸ることが出来る。そういったことで精神生活の豊かさが増したり
深まったりする。それがアートの持つ力だと思う。」
「心をかたちにする」
日々感じるままに
苦難の時も人生を愛せ、人生が全てだから。
人生を愛すとは、守を愛すことである。(トルストイ「戦争と平和より」
波(生命)
荒れているときの海の波(生)
穏やかなるときの海の波(死)
状態は違っても「波」そのものは不変で変わらない。
1:生きることは哀しくて寂しいものだと思ったほうが良い。
その哀しみの大地に希望の花を咲かせ、心のときめきを大切にしながら生きていこう。
2:人生は虚空からやってきて、虚空へ還る人生の旅人だとすれば、
私はその旅で味わう旅情を何より大切にしなければならない。
3:自分の旅情を大切にし、他人の旅情を尊重し、それを分かちあって行くことが生命の場のエネルギー
を高めながら生きていくことにつながる。
日々感じるままに
「真実の無い生というものはありえない、真実とは多分生そのものであろう。」
「あるのは目標だけだ。道は無い。我々が道と呼んでいるのはためらいに他ならない。」
「信頼が失われたならば、何を語っても意味は無い。」
「人間には他のあらゆる罪悪がそこから出てくる二つの主な罪悪がある。即ち短気と怠惰」