kazeno-oto’s blog

風の音を聞きながら日々感じるままに

心に残る言葉

徒然草93段
「されば人、死を憎まば生を愛すべし、存命の喜び日々楽しまざらんや」
愚かな人この楽しみを忘れていたずらに外の楽しみを求め、この財を忘れて
危うく他の財を貪るには志満つる事は無し、生ける間を楽しまずして
死に臨みて死を恐ればこの理有るべからず。人皆生を楽しまざるは死を
恐れざる故なり、死を恐れざるにはあらず死の近きことを忘るるなり
もし又生死の相、預からずと言えば誠の理を得たるというべし。

*生きる喜びを楽しもうとしない人は死を恐れないからだ。
死を恐れないからでは無くいつも死と隣り合わせに生きているという
自覚が無いからなのだ