kazeno-oto’s blog

風の音を聞きながら日々感じるままに

日々感じるままに

小磯良平記念館を訪ねて
印象派。。。筆触分割法・・絵具を混ぜないで明るい色のまま小さな筆触でキャンパスの上に並置することをいう。
視覚混合・・・/隣り合わせに置かれた2つ以上の色彩が遠くから見ると混ざり合って一つの色に見える視覚現象
絵画などで筆裁きによって生じた色調、リズム感などと効果タッチ
純色を細かく配置したとき遠くから見ると中間色に見えるという視覚混合を生かした技法
純色の赤と青を並置して遠くから眺めると紫に見える。
モネは一貫して時間と共に変わる光の表現を追い続けた人
印象派が目の前の光のうつろい・人の表情をつぶさに観察し即効的に描いたのに対し
印象主義は科学的に計算し尽くした描き方で自然の奥に潜む不変の高速に迫ろうとした。

カンバス上で並置した鮮やかな色と色が「目の中で溶け合う」ことで生まれる色はパレット上で絵具を混ぜ合わせて
出来る色より輝いて見える。
例えば灰色を塗りたい時でも鮮やかな黄緑と赤紫の小さな筆触を並置するという「筆触分割」の方法が生まれ
これはさらに新印象主義へとつながる。