kazeno-oto’s blog

風の音を聞きながら日々感じるままに

心に残る言葉

篠田桃紅さんの言葉
私は作品を描き始めると一切何も想わなくなります。
作品と私の間には、筆があるだけでただ描いているだけです。
それは筆が勝手に描いているという感覚で何かを表現したい、
想像したい、造形を作りたいといった私の意識はどこにもありません
描いているという意識すらありません。無意識のうちに自然にできあがっていた。
しかもこれまで見た事のない全く新しい境地の作品です。

人は老いて日常が「無」の境地にも至り、やがてほんとうの「無」を迎える。それが死である。

絵というものは自分の中に沸いてくる想いを目に見えるようにしたもの。
絵にあわられているものこそ「なにを」なのである。

感謝する気持ちがあれば、この世は楽しい。

人は身の程をわきまえ、自然に対して謙虚でなければならない。人が傲慢になれる所以はない。

「杣」とは滑り落ちそうな山の斜面にあるほんの少し平らになった場所をさす。
修行僧や登山に入る人がほんのひととき安心して休めるところ。
人は人生の中で自分が立ちうる立場はどこにでもあるわけではない。だからようやく得たときは感謝の
思いを深くせねばならない。